Posted in 10月 30th, 2009
By どんと恋
人生相談をする人に
「生きる意味が感じられない」
という悩みがあります。
それに対して
「そんな生きる意味なんかないよ」
と答えるのは思いっきりNGですね。
そもそも本当に生きる意味がないと思ったら、
まともに人生、生きていけません。
虚無感と脱力感に陥ってしまうことでしょう。
「生きる意味なんかないよ」
と口にしている人でも、人生に期待すると裏切られて
傷つくかも知れない、と無意識の防衛反応から、そう
言っているにすぎないとも言われます。
つまり、本当に無意味と知らされてしまっては、
とても生きていけないので、人生を冷めた目で見る
ことによって絶望を避けようとしているのです。
「生きる意味」
「命の尊厳さ」
を皆、心の底では求めているのではないでしょうか?
ノーベル賞作家、カミュは
「人間の奥底には、生きる意味を《死に物狂い》で知りたがる願望が、
激しく鳴り響いている」
と言いました。
どうしても生きる目的を知りたい、いや知らなかったら生きていけないのが
人間なのです。
このことを忘れた人生相談は、それこそ「意味のない」ものになってしまう
でしょう。
Posted in 9月 11th, 2009
By どんと恋
今回の人生相談は人間関係についてです。
難しい上司とうまくやっていけない。
最近、妻とうまくいっていないなど、職場でも家庭でも悩みはつきません。
特に、複数の人、複数の環境で、同時期に人間関係上のトラブルがあると、
もうどうしていいか分からない状態になってしまうかもしれません。
ここでまず一息いれて落ち着いてみましょう。
「難しい人」というのは結局、自分の意に反することをする人、と一応
いえると思います。
では、自分の思い通りにいかない代表選手は誰でしょう?
意外や意外、それは自分自身かも知れません。
子供の時なら「夏休みは宿題を先にやってから」と自分で思うのですが、
自分自身が言うことをきかずに、遊びが先で、宿題は8月31日だったり。
「今度こそダイエット!」と堅く決意するのですが、三日坊主で終わったり。
「やる気出して頑張ろう!」と自分を励ましても、自分は元気になって
くれなかったり・・・・
考えてみると、さっぱり自分のいうことを聞いてくれない自分がいたり
します。
(よほど意思の強い人は別でしょうか?)
そうすると「難しいのは自分」ということに気付かされます。
「人間関係」は難しい。
人はみな、生まれ育った環境も違えば、世代が違ってたり、性格が違っていたり、
性別が違ったりします。
意見が衝突して悩む時は「難しい相手だから」と思いがちですが、
「自分こそ難しい存在」であることを忘れているのかもしれません。
自分の心がコントロールできないのですから、他人の心をコントロールすることは、
とてもとても難しいことですね。
難しいものが難しいものと生きているのが、この人生、だから人間関係が難しいのは
当然なのかも知れません。
「なぜうまくいかないのか」の心を反転させ、難しい自己を振り返ってみると心が
大きく変わるかも知れませんね。
Posted in 7月 15th, 2009
By どんと恋
こんにちは。今回の人生相談は、前回のお話に引き続いて、友人から聞いた親鸞聖人の教えから紹介したいと思います。
まだ、正信偈とか読んでも分かりませんし、阿弥陀仏とかお釈迦さまとか仏さまの
こともよく分かっていません。
でも、まず分かるところから勉強しようと思っています。
それが人生相談に必ず役に立つと思いますから。
さて、まず親鸞聖人は「人生に目的はある」と人生を大肯定しています。
私は、どっちかというと仏教といえば「まあ、そういうものが人生だから
そこを達観していきましょう」というようなイメージが強かったので、
これは意外でした。
「人生の肯定」
いろんな人生の悩みも、最後ここにいきつくんじゃないでしょうかね。
かなり結論的なところですけど。
だって、人生そのものが否定されてしまったら、人生の上での出来事は
結局すべてうまくいかないってことじゃないですか。
うまくいっていると思っているのも一時的なことになってしまいますから、
人生そのものに意味がないといけないのだと思います。
生まれてきてよかったなー
生きてきてよかったなー
となってこそ、悩みも解消されたといえるでしょう。
この根っこの部分をまず抑えておくのが大事だと思いますね。
それから、現実おこっている様々な問題に目を向けていく。
遠回りのようで、こちらの方が問題解決の正しい手順のように
感じてきました!
親鸞会の友人に感謝です。
あなたはどう思われますか?
Posted in 6月 13th, 2009
By どんと恋
今回の人生相談は、なぜ生きるのかがわからなくなったと言う、A子さんの人生相談です。
A子さんは、優しい夫と結婚し、かわいい子供に囲まれ、誰もがうらやむ家庭に暮らしていました。それなのにA子さんは、すばらしい環境で心を癒してもらえるどころか、いつも死の不安を意識していたそうです。テレビニュースで、死が報じられるのを見聞きするたび恐怖を感じ、子供の頃から、夜、電気を消して布団に横たわると、どこからともなく自分の死のカウントダウンが聞こえる。自分だけが異常に思え、死の不安を心の奥底へ押し込めていたそう。
書店に行くと目にとまる、人生相談の本。しかしいつも違和感を感じていたそうです。『心の持ちようが大切』『大事なのは笑顔でいること』など、生きていくことへのエールばかりで、知りたい事とは違っていたのです。
『どんなに頑張っても人はいずれ死ぬ。その事実を無視して、〝前向きに生きよ〟は、ごまかしじゃないのか。』人生相談でA子さんがほしかったのは、これに対する答えだったのです。
五木寛之氏のベストセラー本『人生の目的』も、ショッキングでした。結論には『目的はない』と書かれてあり、しかも五木氏は、「目的はない」としながら、「生きることは素晴らしい」と述べています。死の問題が放置されているのに、どうして生きることが素晴らしいといえるのだろうか、A子さんには理解できませんでした。
そんな時出会ったのが、親鸞聖人の教えの本、『なぜ生きる』でした。
著者は親鸞会の高森顕徹先生です。A子さんはその本にある親鸞聖人のお言葉に強く引かれました。
「〈人生の目的はあるのか。〝あるから早く達成せよ〟〉 まず冒頭のこの断言に、ドカーンときたんです。この本は、『生きる目的を見つけよう』とか、そんなレベルの本じゃない。ほかの人生相談の本と全く次元が違う。とにかくすごい!完全に理解したわけでもないのに、続きを読まずにおれなかったんです」とA子さんは言います。
仏教では、死んだらどうなるかハッキリしない心を「無明の闇」と説かれていると知ったのです。
Posted in 5月 12th, 2009
By どんと恋
今回の人生相談は、いじめのことについてお話しします。
最近の人生相談においても、小中学生らのいじめについて、相談件数は増えているようです。
いじめで自殺したい、なんて人生相談で言ってしまえば、「命は大切だ」「死んではいけない」とみなさん連呼しますよね。でも、どうして死んではいけないのか、その本当の理由は明らかにされていません。言葉だけが空疎に響くだけで、何の説得力もありません。
「こんなに苦しいのに、なんで生きなきゃいけないの」と問われ、明快に答えられる人がどれだけあるでしょう。
今、自殺しようとしている人に、「死んではいけない理由」として、多くの人はこう言います。
「きっといつか、いいことがある」 「必ずだれかが分かってくれる」
確かに、一時的には、これで思いとどまるかもしれません。その意味で、尊い命を守るには、とりあえずは有効な言葉です。しかし、「いつかあるかもしれない、いいこと」や「どこかで会えるかもしれない、自分を理解してくれる誰か」というのは、しばらくの心の支え、希望や生き甲斐にはなりえても、人生の目的でないことは明らかです。
なぜなら、いいことや楽しいことも、やがて色あせ、永続するものではありません。自分を理解し、必要とし、愛してくれる人も、完全に理解してくれるわけでも、永遠に愛してくれるわけでもないからです。死んではならない真の理由は、人生相談を受ける大人も、教師も政治家も、実は誰も知らないままでいいのでしょうか。この問題に真っ向から切り込み、人々の深い迷妄を切り開き、根本解決の道を示しうるのが、親鸞聖人の教えだと友人は言っていました。親鸞会ではこの親鸞聖人の教えを伝えているそうです。
Posted in 4月 16th, 2009
By どんと恋
今回の人生相談は夫婦のトラブルに関してです。
実は人生相談でも、この夫婦の問題というものはたくさんの人が抱えている問題だったりします。夫婦の悩みは様々ですが、たいていは『お互いを理解できなくなった』というものが多いようです。
初めは好きあって一緒になった二人なのに、お互いの人間性が未熟であったり、子育てについて、お互いの考え方が違っていたり、色んな理由で夫婦間に悩み事を生み出してしまいます。
そしてやがではコミュニケーションがお互いに取れなくなり、人生相談にやってくるまでに至るようです。
この夫婦間の難しい問題を解決する方をご提案したいと思います。
実は、「自分の気持ちに正直になること」が重要なんです。意外ですよね!?
自分に向き合う事は、イコール、相手に対する自分の気持ちを正直に見つめる事。つまり、あなたがパートナーへどういった期待をしているか、または不満や失望、怒りを抱えているかをまず冷静に知りましょう。
1度しっかりと整理し、見つめなおすのです。
自分の内面をを知ると、パートナーを理解する気持ちも見つかります。
そうやって自分自身の洞察が深めることで、新しい言動を選択したり、自分の気持ちをしっかり方向付けていくことに繋がります。
そうすれば先は見えています。夫婦間を取り巻く、たくさんの悩みごとは、解決できることなのか、そうではないのか、という事をお互いに考えられるでしょう。そうすることで夫婦間のコミュニケーションに変化が起き、状況は良い方向に変化するのです。
さて、この前も少しふれましたが、友人から親鸞聖人の教えを勧められて少しずつ勉強中です。浄土真宗で一番大事な教行信証が読めるようになりたい!
これが今の私の願いです☆
Posted in 3月 19th, 2009
By どんと恋
今回の人生相談は育児に関するトラブルです。
「育児ノイローゼ」という言葉も、最近は非常によく聞くお話です。この育児ノイローゼが子供への虐待に発展してしまうケースもとても多いようで、ニュースなどでもしばしば見かけ、珍しいことではなくなりました。
子育て相談など、電話で話をきいてくれる機関も増えましたが、育児ノイローゼになり虐待しそうだ、という母親からの苦しい相談は後を絶たないようです。
人生相談をされたというMさんも、そんな育児になやむ母親の一人。
毎日子供が泣き止まず、気が狂いそうだ、と話されていました。
女性は何ヶ月も妊娠し、出産します。それだけでも相当な疲労を伴うものです。でも、出産したら一息つけるどころか、出産の傷が癒えるまもなく、すぐさま子供の育児という仕事が待っています。
こんな状態で、子供を育てていくことは、男性などにとっては当たり前のように思われがちですが、実は本当に大変なことです。毎日の家事をこなしながら、一日中、ちいさな子供の面倒をみるのは精神的にも、体力的にもかなりの重労働。さらに、夫であったり家族からの理解や協力が得られないという場合には、お母さんにとっては、かなりのストレスになるものです。
また小さいお子さんでなくても、夫婦間で子育てに対し、考え方が食い違うなどで、子育てが上手くいかなくなる、というケースも多いようです。
大変難しい問題ですが、やはり自分の状態をパートナーに理解してもらうことが必要だと思います。そして、何よりも自分を見つめ直しましょう。イライラしている自分も、人間として逃れられない煩悩を抱えていることの現れ。歎異抄や御文章に書かれているとおり、親鸞聖人の教えを学んで、自分の人生を見つめなおしてみてはいかがでしょうか。
Posted in 2月 20th, 2009
By どんと恋
今回の人生相談者は『生きていても楽しい事なんてない』といっていた、ある男性のお話です。
彼は、「困ったことに、自分が生きているという実感がわかないんだ」とつまらなさそうに言っていました。「生きている実感がわかない」とは、なかなかシビアな相談です。
彼は、地元の大学を卒業後、企業に就職し、一見順風に毎日を過ごしているように見えるのですが、心の中はそうではないということのようです。現在の暮らしで満足感が得られない、充実感がないのかもしれません。
彼の相談に乗っているうちに、ゆっくりと彼はこういい出しました。『夢や希望がないのかもしれません。自分の存在価値も見出せません。私を必要としてくれている人も居ないんです。楽しいことなんて、まったくありません』と・・・。
「楽しいこと」も幸せに人生を生きていくツールになりますし、大切かもしれません。「楽しければいい」「楽しく生きよう」と考える人がいても、それは悪いことではありません。
でも、「楽しい」以外にも幸福感というものが存在することを、きっと彼は知らないのだ、と私は感じました。 喜びや安らぎ、様々な愛を感じること、充実感、達成感など・・・。色々な幸福感を知らないことで味わえずにいるのかもしれません。いろんな幸せを味わえたらいいな、と思います。
私が、日々いろんな幸せを感じながら暮らすことができるのは、友人から親鸞聖人の教えを教えてもらったことにあったと思います。生きる意味をきっと見出せれば、将来はずっと明るく過ごしていけるはずだと信じています。
Posted in 1月 20th, 2009
By どんと恋
人生相談のお話、今回は小説家の渡辺淳一が、先日雑誌にて述べていたものを御紹介したいと思います。
渡辺淳一さん曰く、 「男女の愛というのは永遠に進歩しない。愛にかかわる知識とか体験とか感性というものは一代限りの知恵だから。僕がある程度の体験をして、『うん、少しわかったかな』と思ったころに死ぬ。そして僕に子どもがいたとしても、それを伝えていけない。子どももまた、思春期になって自分で一から体験して感じて。少しわかったころに、子どもも死んでいく」
「一般の学問のように、ノートに書いて覚えていけない。常にゼロからスタートして、少し積み上げたころで消える。砂浜に積み上げた砂楼のように、ひと波来ると全部消えてしまう」
人生相談というよりも、ここで語られているのは、「恋愛の知恵」だったのですが、人が70年か80年の一生にいろんな経験を通して知らされる「智恵」という観点では、同じだと感じました。
だから、渡辺淳一さんがおっしゃるように、科学などの進歩はさておき、人間そのものは、一向に「進歩しない」のかもしれません。
100年前も、いろんなことが便利になった現代でも、私たち人間は同じことで苦しみ、似たようなことで悩み、人生相談をします。嫁姑の問題や、学校や職場でのいじめの問題など、これらはおそらく「永遠の人生相談のテーマ」なのでしょう。ひょっとしたら、1000年先のテレビでも、みのもんたさんのような人が人生相談をしているかもしれませんね。
Posted in 12月 16th, 2008
By どんと恋
人生相談に来られる方の中には、過度の飲酒や浪費、ギャンブル、不倫癖に悩んでいる人もいます。今回の人生相談は、そんな悪い癖について考えてみようと思います。
「悪い癖がやめられない」と悩むのは、その癖を「やめたい」という気持ちがある証拠です。まずは、その癖は、何のために止めるのか、誰のために止めるのかか?その目的を明らかにするため、1度考え直してみてください。それが明確になっていることで、またその悪い癖をしそうになった時に、「○○のために止めなくては」と自制することが出来るのです。
また、さらにはその癖を止めることで得ることが出来る「いいこと」を想い描きましょう。「この癖をやめれば、いいことがある!」とイメージするのです。そうすることで「止めたい!」という気持ちを強固なものにしていくのです。
また、これは人生相談に来た彼にも勧めたのですが、悪い癖をしたくなった時、別に何か違うことをすれば、悪い癖は再発しないかもしれません。それが、自分の趣味になりうるものであればいいと思いますし、さらに、それをやることで自分の将来の幸せにつながると、心から思えることも実践しやすいでしょう。
将来の幸せをうまくイメージすることが出来れば、それは素晴らしいことだと思います。自分の悪い癖に気づいたら、いいことを始めるんだ、と考えてみてください。私は、高森顕徹先生の本『なぜ生きる』を読むことにしています。高森顕徹先生が伝えておられる親鸞聖人の教えの深さを知り、日々感激できる内容です。自信を持ってオススメします。