自分の性格について人生相談する人が多くあるようです。
前回、煩悩の欲について書きましたので、今回は「怒り」について
私たちは日々、心でどんなことを思っているでしょう。
欲が妨げられた時に出てくるのが怒りの心です。
「あいつのせいで儲け損なった」
「大勢の前で恥かかされた」
「あの奴、この奴」
と心で相手を切り刻むので、心の上に奴と書きます。
腹を立てると真っ赤になり、理性も教養も吹き飛んで、
すべてを焼き尽くすこと火のごとしなので赤鬼に例えられます。
腹を立て苦しむのはいつでも、〝己が正しい〟と思うのが原因である
と教えられています。
親鸞会の人から親鸞聖人の
「さるべき業縁の催せば、如何なる振舞もすべし」(歎異抄)
“縁が来たら、どんなことでもする親鸞だ”
という言葉を教えてもらいました。
カッとなると、平素思いも寄らぬ恐ろしいことを考え、言い、
乱暴なことでもします。
その結果、焼け野原に一人ぽつねんと立って泣かねばなりません。
わずかの間を置いて、なぜ腹が立つのか、何が気に入らぬのかと、
少しでも考える余裕が大切でしょう。
怒りは無謀に始まり後悔に終わるもの。
腹立った時は数を数えよ、相手が怒った時は触れずにほっておけ、と
先達は教えています。