今回の人生相談は、働くことに対し、意欲を失いかけていたTさんのご相談です。
40代の派遣社員のTさんは、いつか正社員になれると思い、希望をもって会社の為に一生懸命仕事をしていたのに、先日突然契約を打ち切られてしまいました。
「会社に裏切られた」と嘆き悲しみ、今までの努力、苦労は何だったのか。あれだけ一生懸命やってきたのにと、後悔し、生きる気力が失われておられる御様子でした。確かにとても残念なご相談だったのですが、相談者のTさんは、何のために働いてきたのでしょう?働くことそのものが目的になっていて、生きる目的をお持ちで無かったように感じました。
もし、「生きる目的」を知る事ができたならばどうでしょう。
ドイツの哲学者ニーチェの『道徳の系譜』に、なぜ生きるかがわかれば、「人間は苦悩を欲し、苦悩を探し求めさえする」と書いています。方向さえ正しければ、速く走るほど早く目的地に着きますから、損をする苦労は一つもありません。人生の目的成就のためならば、時間、体力、お金をどれだけ使っても、100%それらは生かされます。使い捨てにはならないのです。人生に苦しみの波は絶えませんが、生きる目的を知った人の苦労は、必ず報われる苦労です。
今の苦労が、必ず報われる、幸せに変わる苦労ならば、どんなに辛くても、なんとしても乗り越えようというエネルギーが湧いてきますよね。人生を生きる目的を知るとは、それほど、素晴らしく、大切なことだと分かりますね。あなたには自分の人生を生きる目的はありますか?